史記の周本紀、秦本紀、秦始皇帝本紀をこれか

Writer: admin Type: arte Date: 2019-01-11 00:00
史記の周本紀、秦本紀、秦始皇帝本紀をこれから読もうか迷ってるのですが、面白いですか?よろしかったら主なあらすじを教えていただきたいです!よろしくお願いします!共感した0###面白いと言えば面白いです。周本紀は、周の歴史を書いたものですが、最初は神話のような話から始まります。そして、暴虐な殷の紂王を滅ぼして(史記の記述では、紂王の自滅のような形にしていて、周が紂王を殺害したようにはなっていません。しかし、実際は紂王は悪い人ではなかったようですし、周が武力を以て殷を滅ぼしたものと思われます。)、周が諸侯を従えました。その後、周は王を名乗りました。その後の周の王(幽王)は美女を手に入れました。笑わない美女でした。幽王は彼女がのろしをあげて諸侯を馳せ参じさせると笑うという事が分かったため、彼女を笑わせるために、危機を知らせるのろしを上げて諸侯を集めました。幽王は何もないのに何度ものろしを上げたため、諸侯は、のろしがあがっても危機がないと思って参上しなくなりました。幽王はその笑わない美女を正妻にするために正妻太子を廃しました。すると、元正妻の父が怒って西戎犬戎とともに幽王を攻めて殺し、元の太子(自分の孫)に幽王の跡を継がせました。この時、周の首都が洛陽に移りました。その後もごたごたがあったのですが、周は西と東に分かれました。秦や韓などの三晋に翻弄されながら、細々と続いていましたが、ついに西周東周の領土は荘襄王の時の秦に併合されてしまいました。その後、漢の武帝が周の後裔を探し、先祖の祭祀を捧げさせたとのことです。秦本紀も神話のような話から始まります。秦本紀では穆公の記述が一番量が多いです。穆公の時代の秦の隆盛となぜ穆公と呼ばれるかの理由が記載されています。その次に記述が多いのが昭襄王です。昭襄王の時代の記述は「○○が○○を攻めた。首を○○万取った。」という戦争の記述が非常に多いです。昭襄王の時、秦は近隣諸国で大虐殺をしどんどん領土を増やしていました。しかし、秦本紀には昭襄王のセリフがないので、昭襄王がどのような人物なのか秦本紀からは読み取れません。臣下の列伝などに昭襄王のセリフがあるので、どのような人物なのか知ることができますが。司馬遷はどうやら昭襄王に興味がなかったようです。荘襄王が死んで、後をその子が継いだこと、秦が天下統一をし、滅亡することを簡単に記しています。秦始皇本紀は、秦本紀の続きから始まります。「秦の始皇帝は荘襄王の子である。荘襄王が秦の為、人質として趙に行っていた時、呂不韋の妾を見初めて喜んでこれを娶り始皇が生まれた。」という人間らしい話から始まります。始皇帝は成人するまでは相邦呂不韋が主に政治を行っていたけれども成人後は呂不韋を罷免し、自分で政治をするようになりました。司馬遷は始皇帝の良い話は記述を避けているようです(鄭国の話など)。始皇帝の部下が軍事で天下統一する過程を戦争の記述で示しています。天下統一後は政治の記述が出てきて、様々な統一策を実施していた事が書かれています。始皇帝の晩年になると、神仙の話が出てきて人間の話らしくなくなります。おそらく、史記のスクープと思われる始皇帝の後継者変更事件を記しています(司馬遷はこの記述に自信満々です)。後継者二世皇帝の政治を記載し、秦に反乱する人々を描き、趙高が二世皇帝を殺害するまでを記し、秦王子嬰は趙高を殺すも子嬰が劉邦に降伏し、その後項籍が来て秦王の一族を殺害し、秦が全く滅んだ様子を書いています。また、五年後漢が天下を再統一することが簡単に書かれています。司馬遷は、始皇本紀でなぜ秦が滅んだのかを示したかったようです。始皇帝二世皇帝秦王子嬰を厳しく批判しています(しかし、後世の史記の注釈では秦王子嬰には同情が集まっています。)。また、司馬遷は儒教が大好きなようだという事が分かります(司馬遷じゃなくて後世の人が変更した可能性もありますが)。ナイス0
###お二人ともありがとうございます。とても丁寧で分かりやすかったです。これから読み、そして時間があれば列伝の方も気にかけてみたいと思います。###列伝に比べれば、面白いくないと感じる人が多いのではないでしょうか。『史記』が生み出した紀伝体という形式の歴史書は、基本的に、本紀という帝王の伝記と、列伝という臣下や様々な人物の伝記の二つを軸に構成されています。本紀は、その時代の君主の記録であり、ある種の年表になっています。例えば、『史記』の秦始皇本紀であれば、○年△月××がおきたというような記録が羅列されています。もちろん、それ以外の逸話や、会話文なども収録されていますが、基本的には始皇帝が秦王から皇帝として即位していた間の秦の国で、何が起きていたのかという記録が中心になっています。始皇帝に関する面白い話などは、たいてい他の人物の列伝の中に記録されています。単純に読書としての面白さだけを考えれば、列伝のほうが面白いと感じる人が多いでしょう。歴史の記録としての研究材料ということであれば、本紀を外すことはできません。どちらにせよ、一度読んでみるしかないでしょう。本紀は単調で、面白みに欠けるなと思ったのなら、列伝のほうをお勧めします。ナイス0

 

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